第39回総選挙[政]1990.2.18
第39回総選挙[政]1990.2.18
前回参院選での与野党逆転後のこの選挙は,自民党が衆院で安定多数を確保できるか否かが注目された.争点は,前年に導入された消費税問題や政治改革問題などで,自民党は消費税見直しを公約に掲げ,〈体制選択〉を前面に出し保守政治の継続を訴えた.その結果,自民党は議席は減らしたが安定多数を確保し,リクルート疑惑の解明と消費税廃止を訴えた社会党は51議席増と大勝した.公明・共産は後退し,民社は惨敗した.議席数は自民275,社会136,公明45,共産16,民社14,社民連4などであった.〔参〕明るい選挙推進協会編《衆議院議員総選挙の実態-原資料 第39回》1990.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。