ゴールドプラン[政]1989.12.21
ゴールドプラン[政]1989.12.21
厚生,大蔵,自治の3大臣の合意による〈高齢者保健福祉推進10カ年戦略〉のことで,消費税導入にともなって新設された高齢化社会に向けてのプランである.総事業費6兆円規模で,在宅福祉サービスの飛躍的充実をはかるために,1999年の整備目標値が示されている.具体的な施策は,(1)市町村における在宅福祉対策の緊急整備,(2)〈ねたきり老人ゼロ作戦〉の展開,(3)〈長寿社会福祉基金〉の設置,(4)施設の緊急整備,(5)高齢者の生きがい対策の推進,(6)長寿科学研究推進10カ年事業などである.なお,95年度予算編成において,整備目標の上積みや新たな事業を盛り込んだ5カ年計画の〈新ゴールドプラン〉を95年度から発足させることが決まった.〔参〕中島義雄《あなたの長寿社会読本》1990.⇒1991[政]9.27.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。