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連合結成[労]1989.11.21

連合結成[労]1989.11.21

   この日,長年の労働戦線統一へ向けた運動の〈最後の仕上げ〉として,官民統一を実現した〈日本労働組合総連合会〉が誕生した.略称は,前身の全日本民間労働組合連合会のそれと同じく〈連合〉である.新〈連合〉には,旧総評・同盟・中立労連・新産別に加盟していた多くの単産のほか,純中立組合も加盟し,正式加盟74単産,友好組織4単産の計78単産・798万2398人である.内訳は民間が62単産,官公労組は16単産.この約800万人という組織人員は,日本の全組織労働者の65%余で,日本の労働運動史上で最大の労働組合組織である.国際的にみても,国際自由労連のなかで,米AFL-CIO,英TUCにつぐ3番目の組織となった(ただし,その後の東西ドイツ統合によりDGBが連合を上回った).初代会長には,山岸章情報通信労連委員長が,事務局長にはゼンセン同盟出身の山田精吾民間連合事務局長が選ばれた.また,規約にはない〈会長代行〉として藁科満治電機労連委員長を選任した.機関紙は《WEEKLYれんごう》,機関誌は《連合》(月刊),そのほか《連合政策資料》を不定期で出している.〔参〕藁科満治《連合築城》1992.⇒1987[労]11.20.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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