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ベルリンの壁崩壊[国]1989.11.9

ベルリンの壁崩壊[国]1989.11.9

   市民の国外流出が続くなかで,東ドイツ政府は11月6日,旅行に様々な留保条件を付けた新旅行規則案を公表したが,翌日の人民議会はこれを否決した.このため,政府はこの日,旅行と出国を原則的に自由化する暫定出国規則をまとめ,記者会見でこれを発表した.この政府案では出国ビザの取得が義務づけられていたが,実際の運用にあたってはビザを事実上廃止した.このため,暫定規則さえ空文化し,この夜だけで推定5万人の東独市民が国境を越えて西ベルリンを訪問し,28年ぶりにベルリンの壁は事実上消滅した.〔参〕三浦元博・山崎博康《東欧革命》1992.⇒1990[国]10.3.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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