第15回参議院選挙[政]1989.7.5
第15回参議院選挙[政]1989.7.5
この選挙は,4月に導入された消費税,政治家の起訴にまで発展したリクルート疑惑,コメの輸入自由化問題など,いわゆる〈3点セット〉を争点とし,加えて宇野新首相の〈女性スキャンダル〉もあって,自民党には厳しい〈逆風〉の中で行われた.一方,追い風を受けた形の社会党は大躍進して自民党の当選者を上回り,参議院における与野党の逆転が実現した.また,労働組合の〈連合〉が12の選挙区で候補者を擁立して11人を当選させ,新会派〈連合参議院〉を結成した.改選126議席の党派別内訳は社会46,自民36,公明10,共産5,連合11,民社3,税金2,二院ク1などであった.〔参〕明るい選挙推進協会《第15回参議院議員通常選挙の実態》1990.⇒1992[政]7.26.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。