第60回メーデー[労]1989.5.1
第60回メーデー[労]1989.5.1
第60回メーデーは,全国1150カ所で開催され390万人が参加した.労戦再編をめぐる厳しい対立を反映し,25都府県が分裂メーデーとなり,うち23は連合・総評系と統一労組懇系との分裂であった.東京の中央メーデーも,政党を従来の特別加盟団体扱いから友好団体扱いとすることなど〈運営要綱〉をめぐり双方が対立し,52年以来38年ぶりの分裂となった.それも連合・総評系のメーデー,統一労組懇系メーデーのほか,都労連系が独自のメーデーを開き,3分裂となった.〔参〕《日本労働年鑑》60集.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。