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消費税導入[経]1989.4.1

消費税導入[経]1989.4.1

   本税制の主な内容は,(1)すべての財貨・サービスの取引に3%を課税,(2)帳簿方式採用,(3)年間売り上げ高3000万円以下の業者への非課税措置や簡易課税制度など.49年のシャウプ税制以来40年ぶりの大きな税制改革で,高齢化社会に向けての増税を負担感の弱い間接税によって達成しようとするもの.しかし,消費税のもつ逆進性への緩和措置は少なく,低所得層の負担は大きい.非課税を選択した店も多く,簡易課税制度のもとで消費税の一部が業者のふところに残る〈益税〉問題が発生するなど,新税制への批判は強まり,90年10月には見直しが行われたが,不徹底なものに終わった.〔参〕静岡大学税制研究チーム《消費税の研究》1990.⇒1987[政]2.3,1989[政]11.8.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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