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昭和天皇没[政]1989.1.7

昭和天皇没[政]1989.1.7

   87年秋に腸の手術を受けた天皇は,88年9月19日夜吐血し,以後,絶対安静の下で吐血と下血を繰り返した.テレビのお笑い番組の変更や,秋祭り・運動会の中止など〈自粛〉の動きが広がるなかで,この日午前6時33分,十二脂腸部の腺癌で死去した.享年87歳.昭和天皇は1901年4月29日,大正天皇の第一皇子として誕生,21年11月に摂政となり,26年12月26日に即位した.在位期間62年と歴代最長を記録した.第二次世界大戦では〈大日本帝国〉の元首として宣戦を布告し,敗戦後は新憲法の下で〈日本国・日本国民統合の象徴〉となった.昭和天皇の死によって,戦争と平和,苦難と繁栄という激動の〈昭和時代〉は幕を閉じた.〔参〕岩波書店編集部《昭和の終焉》1990.⇒1989[政]2.24.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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