外国人〈研修生〉問題[経]1988.11.下
外国人〈研修生〉問題[経]1988.11.下
技術・技能・知識を修得する目的で入国する〈研修生〉は,事実上,単純労働者の不足を補う目的であることが少なくない.その数は,1986年の5175人から1990年は1万3249人,92年は1万9237人へと増加の一途を辿っている.研修生は労働者ではないとの建て前から賃金は支払われず,少額の手当のみで実質的に低賃金労働者として利用されることが少なくない.また,労働災害にあっても労災保険が適用されないなど,問題が多い.〔参〕総務庁行政監察局編《外国人をめぐる行政の現状と課題》1992.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。