過労死弁護団全国連絡会議[社]1988.10.8
過労死弁護団全国連絡会議[社]1988.10.8
過労死が社会的に注目されるきっかけは,88年6月18日,ストレス疾患労災研究会がおこなった〈過労死110番〉である.この全国7地域での電話相談には,初日だけで135件の相談が寄せられた.過労死は,その原因が業務によるか否かの判定が困難なため,遺族が救済されないケースが多い.そこで翌89年,約200人の弁護士が参加し,家族の相談機関として〈過労死弁護団連絡会議〉を結成した.現在,47都道府県すべてに〈110番〉が設けられている.また海外駐在員の過労死も多いことから,ニューヨークとブリュッセルに〈海外過労死110番〉を開設した.〔参〕過労死弁護団全国連絡会議編《過労死》1992.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。