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拘禁二法[社]1988.5.23

拘禁二法[社]1988.5.23

   刑事施設法案と留置施設法案をいう.前者は1908年制定の監獄法を改正するもので,法制審議会の80年答申にもとづいて法務省が作成した.後者は,前者において被勾留者は警察の留置場に代用収容できるとされているところから,その処遇について警察庁が作成した.82年4月・87年・91年と3回も国会に提出されたが,いずれも廃案になった.この2法案は,弁護士接見を制限し,留置場でも戒告処分ができるようにするなど,被拘禁者の人権をいっそう侵害するおそれがあるとの批判が研究者・弁護士や市民団体から出されている.〔参〕坂本修ほか編《拘禁二法のすべて》1988.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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