日本鋼管の共産党員差別問題[労]1988.3.23
日本鋼管の共産党員差別問題[労]1988.3.23
1973年4月,日本共産党京浜製鉄委員会と日本鋼管の労働者34人は,共産党員や民青同盟員であることを理由とする昇格・賃金差別は違法であるとして,横浜地裁川崎支部に提訴した.この日成立した和解で,争議は15年ぶりに解決していた.和解の内容は,(1)賃金の差額と慰謝料として解決金8000万円の支払,(2)原告の賃金と昇格の調整であった.この和解と同時に,差別是正を求めていた他の共産党員活動家についても,原告に準じて,社員資格と賃金の調整を実施することが確認された.〔参〕赤旗1988.3.24.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。