マツダ・UAW労働協約[経]1988.3.18
マツダ・UAW労働協約[経]1988.3.18
UAW(全米自動車労組)は,マツダの米国子会社との間で,労働協約締結で合意に達した.この協約は,(1)組合側はストに訴えない,(2)経営状態が悪化した場合,経営者報酬のカットなどの努力を行う,(3)職種を簡素化し,一従業員が複数の職務を担当するなど,米国の労働協約としては珍しい項目が盛り込まれていた.3月17日の組合員批准投票の結果,90%の支持を得て協約は正式に発効した.米国に進出した日本企業で,UAWと協約を結んだのはマツダが初めてである.〔参〕《海外労働白書》1989.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。