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大曲市農協事件判決[政]1988.2.16

大曲市農協事件判決[政]1988.2.16

   農協の合併に伴い職員処遇の統一を図るため,一農協が就業規則を変更し,退職金を減額したことの合理性が争われた事件.最高裁は,この就業規則の不利益変更の合理性の判断において,当該条項がそうした不利益を労働者に法的に受忍せしめることを許容できるだけの高度の必要性に基づいた合理的な内容である場合に,その効力を生ずるとした.その上で,本件原告らが被った不利益を考慮しても,就業規則変更の必要性の高さ,その内容,および関連するその他の労働条件の改善状況に照らし,是認しうる合理性を有するとした.〔参〕労働法律旬報1199号.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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