石播争議団[労]1987.10.24
石播争議団[労]1987.10.24
86年に石川島播磨が行った7000人〈合理化〉に対抗し,46人で争議団が結成された.60年の三池争議以降,大企業の解雇反対争議はしばらくなかったが,沖電気,日産厚木など70年代末から再発した.これらは,解雇者の所属する企業内労組が支援せず,統一労組懇や他企業の組合員らによる共闘会議の支持のもと長期にわたって闘われたのが特徴である.86年12月,団員の1人・石播瑞穂工場の小川末次氏は,職制や組合幹部の退職強要・暴力行為等の禁止を東京地裁に訴えたが,94年7月,会社の〈遺憾の意〉表明などで和解した.〔参〕赤旗1987.10.26,同1994.7.19.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。