過労死労災認定基準[政]1987.10.8
過労死労災認定基準[政]1987.10.8
過労死の労災補償上の取り扱いについて1961年の認定基準は実情に合わなくなっていた.このため労働省は,82年8月に専門家会議を設置するなどして検討と改正作業を進め,10月8日までに新しい認定基準を策定し,10月16日,労働者災害補償保険審議会に報告,10月26日,通達として発出した.その内容は,発症前1週間以内に,日常業務に比較して過重な業務に就労したことによる過重負荷が認められればよい,というものである.疲労蓄積を評価しないなどの問題点が指摘され,94年に再度見直しがなされた.〔参〕岡村親宣《過労死と労災補償》1990.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。