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三宅島NLP基地反対闘争[社]1987.6.28

三宅島NLP基地反対闘争[社]1987.6.28

   東京三宅島での噴火直後の84年1月,村議会は突如米軍機の夜間発着訓練(NLP)基地の誘致意見書を採択した.その背後に〈防衛庁長官経験者と一部の村有力者との秘密工作〉が存在したことが判明,島民の反発を招いた.村民は〈反対する会〉を組織し,86年には村長と村議会の多数を占めた.7月の調査工事着工を目前にしたこの日の島民大会には全島民の4割に当たる1700人が参加した.防衛施設庁は機動隊の応援をえて強制着工したものの,激しい反対運動にあって断念し,候補地を三宅島から硫黄島へ変更した.〔参〕早川登《いま,三宅島――NLP基地建設計画に反対する〃島いくさ〃と苦悩する島の現実》1988.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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