新日鉄第4次合理化計画[経]1987.2.13
新日鉄第4次合理化計画[経]1987.2.13
1985年以降の円高不況により,鉄鋼大手各社の業績はさらに悪化した.このため新日鉄は,(1)90年度の粗鋼生産能力を3400万tから2400万tに削減する,(2)90年度末までに1万9000人を製鉄部門から削減する,(3)経営多角化を進め,鉄鋼部門と他部門の売上比率を1対1にするなどの,第4次合理化計画を発表した.この計画が地域に与えた影響は大きく,高炉が消える釜石市では〈新日鉄の《合理化》から釜石を守る会〉など地域住民の運動が広がった.〔参〕井上秀次郎他《新日鉄・三菱重工》1991.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。