日本共産党幹部電話盗聴事件[文]1986.11.27
日本共産党幹部電話盗聴事件[文]1986.11.27
この日,東京町田市の緒方靖夫共産党国際部長宅の電話が盗聴されていたことが判明し,東京地検に告訴した.同地検特捜部の調査で神奈川県警の現職4人による〈権力犯罪〉の疑いが強まった.87年6月には県警本部長が辞任,警察庁警備局長も辞職した.同8月4日,事件に関与した警察官2人は起訴猶予処分となった.88年1月,緒方部長は国を相手取って損害賠償訴訟をおこし,94年9月7日東京地裁は,国・県・警官に206万円の賠償を命じた.〔参〕緒方靖夫・周子《告発・警察官電話盗聴事件》1987.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。