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梅田事件再審無罪[政]1986.8.27

梅田事件再審無罪[政]1986.8.27

   1950年に北海道北見市で起きた強盗殺人事件で,有罪となった犯人の供述によって梅田義光が共犯者として逮捕・起訴された事件.梅田容疑者は,警察の取調にいったんは〈自白〉したが,その後否認に転じ,起訴後も一貫して犯行を否認した.しかし,1957年最高裁で無期懲役の刑が確定した.第2次再審請求により,82年,釧路地裁網走支部で再審の開始が決定され,この日,釧路地裁で再審無罪判決が出て確定した.再審判決は,警察での自白の任意性に疑問を示し,自白と客観的事実とが符合しないこと等を指摘して自白の信用性を否定した.最高裁〈白鳥決定〉以来,重罪事件で8件目の再審無罪となった.〔参〕日本弁護士連合会《続・再審》1986.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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