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86春闘[労]1986.4.9

86春闘[労]1986.4.9

   この春闘は,円高の影響もあって景気の回復が十分でなく,とくに輸出依存型の産業が不振のなかで進められた.このため,円高が有利に働く電力や円高に左右されない私鉄,NTTなどの組合による〈第三次産業共闘〉が春闘を主導した.この日,春闘相場を左右する金属労協(JC)に一斉回答が出されたが,これまでのJC回答では最低水準であった.春闘相場は民間1万0146円,4.55%で,賃上げ率では春闘史上3番目の低さとなった.〔参〕《日本労働年鑑》57集,⇒1986[労]2.12.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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