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五島日商会頭日経連批判[経]1986.2.6

五島日商会頭日経連批判[経]1986.2.6

   円高不況下の86春闘でも,日経連は〈生産性基準原理〉による賃金決定を強調し,大槻文平会長は賃上げは3%程度に抑えるべきだと主張した.一方,五島昇日本商工会議所会頭はこの日の定例記者会見で,〈あまりに賃金を抑え過ぎていた〉と指摘し,実質生産性上昇率を基準として名目賃金の上昇を決めるのは矛盾だと批判した.これは賃上げによる内需拡大を示唆した発言であったが,日経連は強く反発し,日商側が事実上日経連の批判を受け入れた形で決着した.〔参〕《日本労働年鑑》57集,




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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