臨教審第1次答申[政]1985.6.26
臨教審第1次答申[政]1985.6.26
臨時教育審議会は,この日,〈教育改革に関する第1次答申〉をまとめ,首相に提出した.答申は,第1部〈教育改革の基本方向〉,第2部〈本審議会の主要課題〉,第3部〈当面の具体的提言〉の3部から成り,改革を〈教育基本法の精神にのっとって進める〉ことを明示したうえで,基本原則として〈個性重視〉〈選択の機会拡大〉などをうち出し,(1)学歴社会の弊害是正,(2)修業年限3年以上の高等専修学校卒業者への大学入学資格付与,(3)私大も利用できる共通テストの創設,(4)6年制中等学校の設置,(5)単位制高校の新設を具体的改革案として提案した.〔参〕深山正光・山科三郎・佐貫浩《臨教審答申をどう読むか》1985.⇒1984[政]8.7,1987[文]8.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。