狭山事件再審請求[文]1985.5.28
狭山事件再審請求[文]1985.5.28
石川一雄元被告は,1963年5月に狭山市で起きた殺人事件の容疑者として逮捕され,1審で死刑,2審で無期懲役の後,’77年8月に最高裁への上告が棄却され,無期懲役刑が確定した.この逮捕と判決は被差別部落出身者に対する偏見と予断によるとして,部落解放同盟は再審請求運動に取り組んだ.しかし,’80年2月,東京高裁は請求を棄却し,最高裁に提出された再審請求も,この日最終的に棄却された.〔参〕和島岩吉編《狭山事件と再審》1984.⇒1963[文]5.1.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。