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貿易摩擦[経]1984.12.4

貿易摩擦[経]1984.12.4

   1970年代の日本企業の輸出急増は,アメリカの保護主義の台頭を惹起し,経済摩擦が激化した.米レーガン政権下の高金利・ドル高の進行は,日本の対米貿易黒字を’83年度210億ドル,’84年度338億ドルヘと膨張させ,貿易摩擦は極限まで高まった.とりわけ先端分野で半導体のダンピングや特許権侵害の提訴が相次ぎ,金融・情報・農業などの市場開放要求が強まった.’85年には,市場分野ごとのMOSSC交渉が進められ,日本政府は,市場開放のアクション・プログラムを発表したものの,5ヵ国蔵相会議以降,急激な円高進行へと貿易摩擦をめぐる情勢は急転回をとげた.〔参〕日本労働協会編《貿易摩擦と雇用・労使関係》1986.⇒1986[経]1.24.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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