国鉄,雇用安定協約破棄通告[経]1984.9.4
国鉄,雇用安定協約破棄通告[経]1984.9.4
1984年7月10日に国鉄当局が提示した《余剰人員解消策》をめぐる国労・全動労との交渉は決裂した.これを理由に国鉄当局は雇用安定協約の破棄を両組合に通告した.雇用安定協約は’62年4月に国鉄当局と各組合との間で締結されたもので,個々の職員の合意なしに職員身分を奪われないことなどを定めていた.破棄通告によって1年後に協約は効力を失い,分割・民営化の際の余剰人員の雇用に多大の不安を与えた.〔参〕《国鉄労働組合40年史》1986.⇒1985[政]6.21,1985[労]7.29.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。