サラ金倒産[経]1984.6.11
サラ金倒産[経]1984.6.11
この年,サラ金業界全体は危機に直面し,倒産と合併が相次いだ.まず,準大手ヤタガイクレジットが6月に倒産,次いで大手プロミスも危機に陥ったが,10月に金融機関から180億円の緊急融資を受けて倒産を免れた.原因は,(1)過剰貸付けによる不良貸付けの増大,(2)1983年11月施行のサラ金規制2法による規制強化,(3)銀行・生保・信託などのサラ金からの融資引き上げ,であった.〔参〕山口孝〈ヤタガイ「倒産」が露呈したもの〉(エコノミスト1984年7月17日号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。