英炭鉱労組スト突入[国]1984.3.12
英炭鉱労組スト突入[国]1984.3.12
石炭公社の閉山計画に反対する炭労(NUM)の組合員は,3月1日のサウス・ヨークシャーのコートンウッズ炭鉱閉鎖発表を契機にストに入っていたが,3月8日の全国執行委員会はこれを追認し,ついに12日から全国規模のストが開始された.炭労の反主流派は全国投票の実施を主張していたが,このスト突入によってその実施は見送られ,地方組織による自発的ストを本部が公認する方式で全国ストが行われることになった.この問題はスト全体を通じて組織上のしこりを残すことになった.〔参〕早川征一郎〈イギリスの炭鉱争議(5)〉法政大学大原社研・研究資料月報322号.⇒1985[国]3.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。