第2臨調最終答申[政]1983.3.14
第2臨調最終答申[政]1983.3.14
1983年3月15日,第2臨調は任期を終え解散した.その前日,2年間の検討結果をまとめて発表したのが最終答申〈行政改革に関する第5次答申〉である.答申は,行政改革についての第2臨調の考え方を整理した序章の他,行政組織,現業・特殊法人等,国と地方の関係及び地方行政,補助金等,許認可等,公務員,予算・会計・財政投融資,行政情報公開・行政手続等の8章からなる.しかし,基本答申が〈今後の課題〉とした中央省庁の再編問題などにはほとんど回答せず,また官僚機構の民主化については最後まで明らかにされなかった.2年間で調査会121回,部会・分科会584回が開かれたが,それらは公開されなかった.〔参〕丸山康雄《証言・第2次臨調》1984.ジュリスト791号.⇒1983[政]8.4.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。