行革大綱[政]1981.8.25
行革大綱[政]1981.8.25
第2臨調第1次答申のあと,行政改革の焦点は答申の実施過程に移った.7月14日,政府は〈答申を最大限に尊重〉することを声明,ひきつづいて第1次答申を,予算関連事項,法律事項,行政合理化方策に整理し,〈行財政改革に関する当面の基本方針〉と題する閣議決定を行った.〈行革大綱〉と名づけられたこの基本方針は,生活保護をのぞく補助金の1割削減,国民健康保険等の国庫負担の一部地方移管,40人学級編成計画の凍結,国家公務員の定員削減計画の強化,公務員給与の抑制などを中心とし,これに連動して,31日には’81年度予算の概算要求が出そろい,9月11日には第6次国家公務員定員削減計画が決定された.〔参〕関恒義,室井力編《臨調・行革の構図》1982.⇒1981[政]7.10,1981[政]11.27.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。