岩手県交通争議[労]1980.10.2
岩手県交通争議[労]1980.10.2
岩手県に対し〈地方交通を守る立場から公的一元化〉を要請し,これを通じて労働条件の維持改善を企図した争議.岩手県交通は1976年6月,県下の私営バス3社が合併して発足したが,経営状態は低迷.組合側は’74年から県の出資や経営参加など公的一元化要求闘争に入り,部分・時限スト57日間全面スト37日間.地域住民の45%が支持署名をし,〈地方交通を守る会〉が11ヵ所に結成された.’80年10月,賃上げと合理化問題では大筋の合意をみたが,〈公的一元化〉は未解決に終った.〔参〕《日本労働年鑑》52集
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。