鉄鋼大手60歳定年延長[経]1980.10.8
鉄鋼大手60歳定年延長[経]1980.10.8
1979年7月に鉄鋼労連が,既得労働条件のかなりの譲歩を含んだ〈基本構想〉を発表した.その後,大手5社は同年10月の原則的考え方の回答を経て,’80年10月8日具体策を回答した.その骨子は’81年4月から4段階に分けて55歳定年を60歳に延長するが,労務費増回避のために,(1)職務給比率の増大による年功賃金カーブの抑制,(2)退職金制度の改訂,(3)機動的人員配置の促進などを条件とするものであった.〔参〕舟橋尚道《日本的雇用と賃金》1983.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。