ポーランド,自主独立労組〈連帯〉[国]1980.9.22
ポーランド,自主独立労組〈連帯〉[国]1980.9.22
1980年8月14日からのグダンスク造船所のストライキは,8月31日政府代表団との〈合意(21項)〉によって一旦終わった.この〈合意〉の中心項目のひとつがスト中に形成された〈連帯〉を承認する件である.この件は10月24日,法的にも承認された.これにより〈連帯〉,産別労組,自治労組の3者並存状態となったが,〈連帯〉は約800万人を結集して運動の主流をなした.ただし〈連帯〉運動には’70年代からスト運動を推進したヴァウェンサ(ワレサ)ら自由労組運動家,〈社会自衛委員会〉のクーロンら知識人,統一労働者党の現場の党員大衆,さらにはカトリック教会の支持者など多様な勢力を含んでいた.〔参〕伊東孝之《ポーランド現代史》1988.⇒1981[国]9.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。