連合政権構想[政]1980.6.-
連合政権構想[政]1980.6.-
〈公・民〉〈社・公〉合意のあとを受けて,1980年4月ごろから連合政権への気運は急速に盛り上がった.このようななか,’80年5月24日,宮本共産党委員長が〈民主連合政府の当面の中心政策〉を発表し,6月4日飛鳥田社会党委員長は〈国民共同の緊急・民主主義政府〉を提唱,翌5日には竹入公明党委員長も社・公・民中心の連合政権の〈大綱試案〉を発表した.さらに6月16日,佐々木民社党委員長も〈国民的大連合政権構想〉を提唱するなどの動きがあった.しかし,’80年6月の衆参両院ダブル選挙で自民党が大勝すると,このムードは急速にしぼみ,社公合意も〈名存実亡〉となった.〔参〕〈政権論のゆくえ〉(文化評論1980年8月号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。