第36回総選挙・第12回参院選[政]1980.6.22
第36回総選挙・第12回参院選[政]1980.6.22
この総選挙は自民党の事実上の分裂という政治的背景のもと,史上初の参院選との同日選挙として実施された.大平首相の突然の死が有権者の同情を呼びおこしたこと,同日選挙そのものが野党共闘を分断し,衆参別々の集票機構を持つ自民党に有利にはたらいたことなどから,自民党が大勝した.選挙結果は,自民287,社会107,公明34,民社33,共産29,新自ク12,社民連3,無所属6であった.また,同日実施された第12回参院選も自民69,社会22,公明12,民社5,共産7,新自ク0,社民連1,諸派2,無所属8の結果となり,自民党は衆・参両院で安定多数を実現した.〔参〕明るい選挙推進協会《第36回衆議院議員総選挙・第12回参議院議員通常選挙の実態》1981.⇒1979[政]10.7,1983[政]12.18.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。