80年代の通商産業政策ビジョン[経]1980.3.17
80年代の通商産業政策ビジョン[経]1980.3.17
ビジョンは1980年代の国民的目標として,これまでの欧米へのキャッチ・アップに代えて,(1)〈経済大国〉の国際的貢献,(2)〈資源小国〉の克服のために〈経済安全保障〉の確立,(3)〈活力〉と〈ゆとり〉の両立という3点を設定した.また,’80年代の産業構造の基準として,動態的比較優位,国民ニーズ充足,省資源・省エネルギー,セキュリティの4基準を設定した.このために,自主技術力を基盤とした創造性の発揮,高次の知識集約型産業の発展,生産工程の技術集約化・システム化,省エネルギー化等には〈技術立国〉化が必要であるとした.〔参〕通産省産業構造審議会編《80年代の通産政策ビジョン》1980.1980[経]5.30.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。