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公務員60歳定年制導入[政]1980.1.22

公務員60歳定年制導入[政]1980.1.22

   定年制の是非は,身分保障との関連で公務員制度の懸案であった.1977年12月福田内閣が行政改革の一環として導入を決定して以来,急速に進展した.当初,定年制に否定的であった人事院が,’79年に導入方針に変わったのをうけて,政府は翌80年1月,一般の公務員について’85年に60歳定年制を導入することを決定,3月に法案を国会に提出した.定年法案は公務員組合の強い反対のなかで二度にわたり廃案となったが,’81年6月6日に成立し,’85年3月31日に施行された.公務員定年制の導入は,給与,任用制度のあり方をはじめ公務員制度全体の見直しにも拍車をかけた.〔参〕定年制度研究会《国家公務員定年制度詳解》1985.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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