佐世保重工業争議[労]1979.12.20
佐世保重工業争議[労]1979.12.20
1978年6月,佐世保重工業再建のため乗り込んだ坪内寿夫社長の前近代的な合理化案に基因する争議.同盟加盟の佐世保重工労愛会は,はじめ〈合理化5項目〉中の15%賃下げなど3項目は拒否していたがのち受諾した.しかし,会社の労務政策は強まるばかりで退職者続出.’79年6月労組が〈近代化闘争委〉を設置すると,会社は残業廃止の〈兵糧攻め〉を行った.上部団体や地域労組の支援も強まり,労愛会は〈生活救済会〉〈合理化協定改定〉要求で高率のスト権確立.同年12月~’80年2月まで5波592時間のストに突入し,’80年2月,終結した.〔参〕佐世保労愛会《佐世保闘争史》1981.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。