東京サミット[政]1979.6.28
東京サミット[政]1979.6.28
6月28日から2日間の日程で,第5回主要先進国首脳会議(東京サミット〉が迎賓館で開催され,大平首相が議長役を務めた.このような会議はアジアで最初であり,報道陣も内外あわせて約4千人と日本では最大規模になった.会議では,石油輸出国機構(OPEC)が大幅な石油価格の引き上げを決定して〈第2次石油ショック〉を引きおこした直後に開かれたため,エネルギー問題を中心に話し合われ,29日,参加7ヵ国の’85年までの石油輸入抑制目標を設定した〈東京宣言〉が発表された.これによって,日本の石油輸入量は,’79,’80年が540万バレル(1日当り),’85年は630~690万バレル以下という上限を課せられることになった.〔参〕R.プットナムほか《サミット》1986.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。