英,サッチャー政権[国]1979.5.3
英,サッチャー政権[国]1979.5.3
労働党政権の経済政策が行き詰まっていたことを理由に,サッチャー政権は当初から自由経済への復帰を中心とする経済政策路線を打ち出し,国有産業の解体や社会保障水準の切り下げを断行するとともに,インフレ抑制のために金融引締めを強化した.その結果失業率は13%台に急上昇し,製造部門を中心に300万人に上る失業者が現われた.さらに労働組合に対する法的規制を強め,反組合運動を助長する政策を次々と打ち出した.〔参〕栗田健編著《現代イギリスの経済と労働》1985.⇒1983[国]1.11.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。