松下電器労組経営委員会設置合意［労］１９７８．７．４

   松下電器の労使は，中央労使協議会で労働組合の経営参加に関する特別協定を締結した．その内容は，経営上の重要政策の決定にあたって，社長と組合３役で事前に話し合う経営委員会の設置と，職場段階での生産販売計画，生産設備，職場環境など日常の職場運営に組合員の意見を反映させる職場運営委員会の設置を主な柱としている．会社が意志決定した事項を協議する場としての従来の労使協議会とは別の役割をもつとされている．〔参〕高畑敬一《決断と挑戦》１９８２．遊津孟《松下の労使関係》１９７９．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。