ニチモウキグナス争議[労]1978.4.27
ニチモウキグナス争議[労]1978.4.27
1972年1月,ニチモウは石油部門を〈キグナス石油〉として分離するに当たり,労組の丸がかえ工作や分裂を画策し,これに反対する組合幹部活動家に不当配転・差別人事を乱発して争議が発生した.ニチモウキグナス労組は,会社分離後も単一組織を維持し,支部ごとに職場団交,地域共闘を拡大.背景資本の第一勧銀と団体交渉を重ね,少数組合ながら首切り・合理化を撤回させ,ほぼ要求を実現し,’78年4月終結.〔参〕山本興治《転換期の労資関係――70年代におけるニチモウキグナス労資紛争史》1985.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。