第11回参院選[政]1977.7.10
第11回参院選[政]1977.7.10
自民党が1971年以来国政選挙で後退を続けてきた政治情勢を反映して,与野党の〈伯仲時代〉から〈逆転時代〉への移行をめぐり内外の注目を集める中で実施された.しかし,自民党は保守勢力の底力を見せ,公認候補では過半数割れとなったものの追加公認を含めて過半数を制した.新自由クラブは’76年総選挙のようなブームを巻き起こすことができずに伸び悩んだ.公明・民社などの中道勢力は着実な前進,共産は退潮傾向を示した.結果は,自民63,社会27,公明14,民社6,共産5,新自ク3,社市連1,革自連1,諸派・無所属6であった.〔参〕高畠通敏《現代日本の政党と選挙》1980.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。