工業再配置計画[経]1977.7.6
工業再配置計画[経]1977.7.6
工業の地方分散を目的とするこの計画は,1972年の工業再配置促進法にもとづくもので,’72年11月に第1次案がまとめられて以来約5年がかりで決定された.この計画の内容は,3大湾と瀬戸内沿岸において鉄鋼・石油化学など基幹資源型工業の新設を抑制すること,移転促進地域の工場敷地面積を’74年から’80年まで3割程度減少させること,誘導地域において’76~’80年の累積で全国の工場新増設(敷地面積)の7割程度を行うことなどである.なお,この計画は第3次全国総合開発計画(’77年11月)の工業再配置の部分にほぼ全面的に取り入れられた.〔参〕地域科学研究会編《三全総と地域政策》1978.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。