マルチ商法[文]1977.5.17
マルチ商法[文]1977.5.17
アメリカで発達したマルチレベル・マーケティング・プラン(多層販売方式)のこと.化粧品や洗剤の販売を目的に入会金を支払って入会し,新たに会員を増やすと割りの良い勧誘報酬が入り,販売や勧誘の実績で昇進してゆけばそれに応じて利益は倍増して行くというシステム.しかし,現実には入会者の勧誘がうまくゆかず,多額の借金のすえ自殺するというような悲劇があいつぎ,訪問販売等に関する法律(’76年12月施行)によって規制されたが,その後も後をたたず,この日の一斉摘発となった.〔参〕マルチ訴訟弁護団編《マルチ商法と消費者保護》1984.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。