渡辺製鋼所争議[労]1977.3.25
渡辺製鋼所争議[労]1977.3.25
1973年10月,商船三井・三井造船・三菱重工業・住友重機の4社は,しゅんせつ船の優良メーカー渡辺製鋼を支配下におく目的で,労組(全金300人)の組織破壊にもつながる合理化提案を行い,これを原因として争議が発生した.全金と地域共闘の反撃によってこの合理化提案はいったんは撤回されたものの,’74年に会社は自己破産を申し立てた.組合は〈自主生産〉を半年続けた後,’74年9月に交渉を4社と再開した.4社側に全員再雇用の条件で新会社再建を認めさせた.〔参〕《全国金属30年史》1977.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。