芝信金争議[労]1977.2.8
芝信金争議[労]1977.2.8
組合分裂後第1組合として残った従組(38人)に対し,経営側と第2組合によって行われた〈差別村八分,集団暴力・つるし上げ,不当解雇〉などに起因する争議.同金庫では1968年の組合分裂後,職場内で第1組合員に対する集団暴力や差別人事が横行.’74年3月,従組支援共闘の抗議活動が始まると,〈金庫の名を汚した〉などの理由で6次にわたり17人を解雇.従組が,〈企業ファシズム・人権侵害〉として都労委・地裁・人権擁護委などに提訴したが,その後も同様の行為がつづいた.’80年10月15日都労委で,〈全員解雇撤回・職場復帰,賃金差別是正〉など組合の全面勝利で和解が成立した.〔参〕茂木和行《見えない金融機関》1980.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。