英,ブロック委員会報告[国]1977.1.26
英,ブロック委員会報告[国]1977.1.26
労働党政府の公約に従い1975年12月に発足した〈産業民主主義調査委員会〉(委員長ブロック・オックスフォード大教授)は,(1)労働者代表を直接取締役会に参加させる,(2)取締役会の構成を労使同数に少数の中立を加えた2x+yとする,(3)労働者代表は労組が選任する,などを骨子とする労働側委員と中立委員全員6人による多数意見と,使用者側委員3人全員の反対の少数意見から成る報告書を’77年1月26日に提出した.これを受けた政府は5月23日に〈産業民主主義白書〉を発表したが,その内容はドイツの経営参加制度に倣って労働者代表を間接的に3分の1だけ認めるもので,労組の反発を招いた.〔参〕栗田健《現代労使関係の構造》1978.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。