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福田赳夫内閣[政]1976.12.24

福田赳夫内閣[政]1976.12.24

   福田内閣は1976年12月総選挙による与野党伯仲下に成立し,〈連帯と協調〉をスローガンに野党との対話を打ち出した.福田首相は〈経済の福田〉を自認し,石油ショック後の物価の沈静化に一定の役割を果たしたものの,むしろ不況が深刻となり企業倒産が相次ぐなど国民の不満は高まった.福田内閣は,’78年8月12日の日中平和友好条約の締結などの業績を上げる一方,ロッキード事件の幕引きを図り,F15・P3Cなどの導入による軍備増強,〈有事立法〉研究の開始,元号法制化の閣議決定など〈タカ派〉の政治姿勢を示した.このこともあって,’78年11月1日に告示された自民党初の総裁予備選挙では〈ハト派〉姿勢を打ち出した大平正芳に敗北し,福田は総理の座を去ることになった.〔参〕清宮竜《福田政権・714日》1985.⇒1978[政]12.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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