第34回総選挙[政]1976.12.5
第34回総選挙[政]1976.12.5
石油ショック,狂乱物価,田中金脈,ロッキード事件と政府・自民党にとって不利な政治情勢が続く中で,戦後初の任期満了選挙として実施されたこの選挙は,〈ロッキード選挙〉とも呼ばれ,各党とも政治倫理と政界浄化の公約を前面に掲げて選挙戦に入った.選挙結果は,自民249,社会123,公明55,民社29,共産19,新自ク17,無所属19であった.自民党は初めて単独過半数を割り,保守系無所属の追加公認で260議席を確保した.新自由クラブは中道勢力とともに大きく前進したのに対し,共産党は議席を半減させた.〔参〕高畠通敏《現代日本の政党と選挙》1980.⇒1972[政]12.10,1979[政]10.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。